田七人参の栽培方法は?安全性とその効果

歴史ある田七人参…最高級漢方として中国はもとより世界中が注目している生薬です。
その栽培方法は、種から栽培、収穫するまで年月も手間もかなりかかります。では実際に、どのように田七人参が栽培されているのでしょうか?

A bunch of ginseng or parsley roots and fresh bay leaves on wooden background

田七人参が中国でしか栽培されないナゾ! その栽培方法とは?

実は、田七人参は中国の雲南省や広東省でしか栽培されていません。それは、生育条件がかなり限られているためです。では一体、その栽培方法とはどのようなものなのでしょうか?

種や苗について

参場(田七人参の栽培農場)ごとに品種が異なり、葉や花の形、根の色合いなどに違いがあるといわれています。草丈は約30~60cm程あり、葉の茎が3つ程に分かれて、葉が7枚程あるといわれています。また原料に使用される根は、生姜のような形に似ておりコブ状の突起があります。

栽培地域について

中国の雲南省や広東省の標高約2000メートルの高山で栽培されています。
土壌はアルカリ性で湿度が高いこと、気候は年間を通して平均気温が約11度以上で雨量が豊富なことなど、かなり厳しい条件必要です。そのため、この地域でしか栽培ができない希少な自然植物なのです。

生育期間について

種を蒔いて収穫するまでに3~7年かかります。田七人参は、中国で別名、三七人参(さんしちにんじん)の名でも知られており、この年数から名付けられたという説があります。それだけの年月がかかるからこそ、栽培管理はかなり大変です。

直射日光に弱いため、畑には傘の役目をする松が植えられ、寒冷遮と呼ばれる黒いネットが年中覆いが被せられています。

さらに害虫や病気対策も必要です。畑は広大な広さがあり、1株病気にかかれば畑全体に伝染してしまうほどデリケートな植物なのです。

収穫について

田七人参は一度収穫すると、その土地は10年ものあいだ草も生えないといわれています。これは田七人参が成長する上で、土地の栄養分を全て吸収してしまうからです。さらにその土地を繰り返し使えるのも4~5回が限界といわれています。

品質について

田七人参が最高級漢方という称号をもったことで、躍起になって栽培をする人たちが増えました。
それは品質重視とはいかず、農薬を使って安定的に収穫をすることや成長剤をつかって大きいものを短期間で作ることなど。しかしそれでは、同じ田七人参といっても成分は変化してしまい、効果も半減するものでした。

最近では日本人の白井博隆氏により、中国にて約12年もの年月をかけた完全無農薬栽培の田七人参が有名になりました。

完全無農薬栽培をすることで、より質のいい田七人参ができることが証明され、日本でも完全無農薬の田七人参が販売されるようになりました。

田七人参の安全性について

昨今の田七人参ブームにより、さまざまな田七人参が日本でも販売されるようになりました。
しかし一重に田七人参といっても、栽培方法によって品質も効果も変わります。安心安全な商品を見極め、飲み続けられるものを選びましょう。