田七人参は「金不換」?サプリメントが高価な理由

朝鮮人参や高麗人参と違い、日本ではあまり耳慣れない田七人参。効果・効能のお話よりもまずは田七人参(デンシチニンジン)の正体についてお話ししましょう。
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田七人参は三七人参(サンシチニンジン)の別名のようです。ウコギ科の薬用植物ということですが、ウコギとはあまり耳慣れません。同じウコギ科には観葉植物として使用されるキヅタ、シェフレラ、ヤツデなどのほか、食用にもなるウド、タカノツメ、コシアブラなどがあります。朝鮮人参・高麗人参もこれにあたります。田七人参は中国南部の原産で、現在では雲南省東南部や広西省西南部など生産地は一部に限られる希少な薬用植物です。

なお、本名「三七人参」のところ、「田陽」「田東」といった地域で栽培されることから、「田七人参」という別名で親しまれています。

貴重な薬用漢方!田七人参が「金不換」と言われる理由

中国では田七人参は「金不換(きんふかん)」つまりお金に換えられないほど貴重なものとして高値でわずかな量だけ流通してきています。

理由は、まずはその希少性。上記のように中国南部のごく一部の地域、海抜高度1,500m以上の高地でのみ栽培されるため、他の薬用植物・漢方・健康食品と比較し、収穫量・流通量があまり確保されないのです。中国政府がこの貴重な薬用植物を輸出制限していたことも、希少性を高めていた要因でしょう。

また、田七人参は植えてから収穫されるまでに早くて3年。栽培方法や種類、地域によっては7年以上かかることもあります。栽培期間が長いため、毎年収穫ができる植物以上にロスが出やすくなります。こうした事情も田七人参の希少性を高めていると言えそうです。

さらに、別でお話しするように田七人参は漢方薬としてもとても重要な薬用性を持っています。以上のような理由から、田七人参は古くから非常に価値の高い漢方植物として高価な価格で取引されてきました。

田七人参が日本で「白井田七」のようなサプリメントとして通販で手に入るようになったのもごく最近のことなのです。

※この後、田七人参のサプリメントの価格帯や含有量などの比較を文章で行う